医院名:近江清秀公認会計士税理士事務所 
住所:〒651-0087 兵庫県神戸市中央区御幸通8丁目1-6神戸国際会館17階 
電話番号:078-959-8522

相続税、節税に役立つブログ

2021.03.19

相続した収益物件の立退料

相続した収益物件を譲渡する場合の立退料の取扱い

この度、収益物件を相続しましたが

老朽化が進んでいる為、更地にして譲渡することにしました

その為、収益物件の入居者に立退料を支払った後で

建物を取り壊します。

この場合の立退料は、譲渡所得の計算上どのように扱われますか

その取扱いは以下のように場合によって異なります

建物を賃貸している場合に、借家人に立ち退いてもらうため、立退料を支払うことがあります。

このような立退料の取扱いは次のようになります。

  1. 1 賃貸している建物やその敷地を譲渡するために支払う立退料は、
  2.   譲渡に要した費用として譲渡所得の金額の計算上控除されます。
  3. 2 上記1に該当しない立退料で、不動産所得の基因となっていた建物の賃借人を立ち退かすために支払う立退料は、
  4.   不動産所得の金額の計算上必要経費になります。
  5. 3 土地、建物等を取得する際に、その土地、建物等を使用していた者に支払う立退料は
  6.   土地、建物等の取得費又は取得価額になります。
  7. 4 敷地のみを賃貸し、建物の所有者が借地人である場合に、借地人に立ち退いてもらうための立退料は
  8.   通常、借地権の買い戻しの対価となりますので土地の取得費になります。

(所基通33-7、37-23、38-11)

 

立退料のすべてが一律に必要経費になるとは限りません

確定申告の際には、ご注意ください

近江清秀公認会計士税理士事務所専門サイトのご紹介

  • オフィシャルサイト
  • クラウド会計ソフト「freee」専門サイト
  • 兵庫M&A事業承継センター
  • 不動産賃貸専門税理士
  • Mykomon
  • 瀬号パートナーズ
  • あと法務事務所
  • 正道会館