医院名:近江清秀公認会計士税理士事務所 
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相続税、節税に役立つブログ

2025.12.07

【年末の家族会議で必ず話すべき相続対策5選】2025年最新版|相続税専門税理士が解説

年末年始は、家族が一堂に集まり、相続・生前対策を話し合う絶好のタイミングです。
とくに、神戸・芦屋・西宮のように不動産評価が高い地域では、相続税額が大きくなりやすいため、早めの準備が重要になります。

本記事では、
「家族会議で必ず話すべき相続対策」
を税理士の視点からわかりやすく解説します。


【結論】家族会議では次の5つを必ず話し合ってください

  1. 実家(自宅)を誰が相続するかと「小規模宅地特例」が使えるか

  2. 生前贈与をするか、しないかの判断基準

  3. 預金・証券など金融資産の管理方法(名義預金の有無)

  4. 複数の不動産を持つ家庭の“評価額”と“納税額シミュレーション”

  5. 認知症対策(家族信託・任意後見)をどうするか


1|実家の相続と「小規模宅地等の特例」が使えるかが最重要

神戸・芦屋・西宮では、土地の評価額が非常に高いため、
実家の評価がそのまま相続税の中心になります。

■ 小規模宅地等の特例で最大80%減額できる

・330㎡まで評価額が80%減
・適用できるかどうかで税額が数百万円〜数千万円変わる
・“誰が相続するか”で適用可否が変わる

■ 家族会議で必ず決めるべきこと

  • 実家には誰が住み続けるのか

  • 将来売却する可能性があるか

  • 同居予定の子どもがいるか

  • 生計一親族に該当するか

特例の可否は申告後の税務調査でも厳しく確認されるため、早めの整理が重要です。


2|生前贈与をするか“しないか”の判断を年末に決める

生前贈与は最も有名な節税策ですが、
「やってはいけない家庭」
「すぐ始めた方がいい家庭」 が存在します。

■ 生前贈与が“効果的な家庭”

  • 相続税が発生する

  • 金融資産が多い

  • 子どもの人数が多い

  • 毎年110万円の暦年贈与を計画的に行える

■ 生前贈与を“しない方がいい家庭”

  • 親が高齢で認知症リスクが高い

  • 名義預金になる恐れがある

  • 資産状況が不透明で贈与前に調査が必要

■ 年末に決める理由

・翌年1月から贈与を始めると効果が高い
・カレンダー年で贈与税が計算されるため


3|預金・証券・保険の「名義」を必ず確認する

相続税のトラブルで最も多いのが
名義預金(税務署が“親の財産”と認定するケース) です。

■ 名義預金と認定されやすい例

  • 子名義だが親が管理

  • 通帳・判子が親の手元にある

  • 仕送りしたお金が子名義で貯まっている

  • 贈与契約書がない

■ 家族会議で話すポイント

  • 銀行口座を一覧化

  • 誰が管理しているか

  • 預金の出どころ(誰が入金したか)

  • 保険の契約者・被保険者・受取人の関係

名義預金は税務調査でほぼ確実に指摘されます。早めに適正化しましょう。


4|複数の不動産がある家庭は“評価額と納税額”を必ず試算する

神戸市中央区・灘区・東灘区、芦屋市、西宮市は、
路線価・固定資産税評価が高く、
不動産を複数持つと相続税額が跳ね上がる典型地域です。

■ 試算が必要な理由

  • 不動産は 現金化が難しい

  • 相続人間で分けにくくトラブルになりやすい

  • 実家+賃貸+土地で税額が急増する

  • 相続税の納付資金が不足しやすい

■ 特に注意すべき家庭

  • 賃貸アパートや貸家建付地がある

  • 路線価の高い住宅地に実家がある

  • 築古物件が複数ある

  • 収益物件が評価面で不利になるケース


5|認知症対策(家族信託・任意後見)は今から準備すべき

認知症になると、
・不動産の売却
・贈与
・契約行為
ができなくなります。

そのため、
相続対策が完全にストップしてしまう という重大な問題があります。

■ 家族信託を検討すべきケース

  • 不動産が複数ある

  • 親が80歳以上

  • 介護の可能性が近い

  • 財産管理に不安がある

■ 年末が最適な理由

・家族全員が同席できる
・親の意思確認がしやすい
・兄弟間の合意形成を取りやすい


【ケース紹介】神戸市のご家庭で実際にあった相談例

(※匿名加工済みの実例)

■ ケース:東灘区の戸建+収益不動産を持つ家庭

  • 実家の評価額が路線価で高額(税額が想定以上に)

  • 家族会議で「誰が住むか」「売却するか」を協議

  • 小規模宅地特例の適用可否を検討

  • 生前贈与を翌年から開始

結果、
相続税が約1,200万円軽減され、納税資金も余裕を持って準備できた
という事例です。


家族会議を成功させる“3つのポイント”

① 親の意思を最優先にする

強引に進めると後々の争いにつながります。

② 税額試算がないと具体的に話が進まない

“どの程度の相続税が発生するのか”を把握しておくと議論が前進します。

③ 専門家に入ってもらうとスムーズ

家庭内の感情的対立を避けられ、正確な情報で判断できます。


まとめ|年末の家族会議は相続対策の最大のチャンス

✔ 実家の評価と相続人の住まい方
✔ 生前贈与の開始タイミング
✔ 名義預金や保険の整理
✔ 不動産の評価額・納税額の試算
✔ 認知症対策(家族信託)

これらを年末に整理しておくことで、
相続税の負担を大きく減らし、円満な承継が可能になります。


【無料相談のご案内】

当事務所では、
神戸・芦屋・西宮で相続が発生したご家庭、
生前対策を検討されているご家族向けに、
初回の無料相談 を行っています。

  • 相続税がいくらかかるか知りたい

  • 実家の評価を試算したい

  • 生前贈与を始めるべきか判断したい

  • 認知症対策をどうするか相談したい

    • 相続税対策のご相談や相続税及び贈与税の申告は、
    • 経験と知識が豊富な専門の税理士に依頼する必要があります
    • また、不動産や有価証券の譲渡所得の申告についても
    • 資産税に詳しく実務経験豊富な専門税理士に依頼する必要があります
    • 近江清秀公認会計士税理士事務所の強みは、以下の通りです
    • 1.三宮駅から徒歩数分の神戸国際会館17階に事務所があります
    • 2.土日はもちろん365日対応します
    • 3.相続税の申告実績は過去24年間で約1000件です
    • 4.税務調査を受ける確率が2%程度という驚異的な低さが自慢です
    • 5.すべての案件のお客様と所長が直接対応させていただきます
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    • 7.弁護士・司法書士・土地家屋調査士と業務連携しています
    • 8.初回のご相談60分無料・着手金無料
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