新年あけましておめでとうございます。
今年もこのメルマガで、税に関する最新情報を皆様にお届けできるよう
頑張ります。
さて、新年最初のコンテンツは2011年12月30日に税制調査会のHPで
公表された、「社会保障と税の一体改革素案」です。
新年早々細かな内容を読む気にならないと思いますので
関心のある方のみ、下記URLから原文をご確認ください
http://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/zeicho/2011/__icsFiles/afieldfile/2011/12/30/23zen30kai2.pdf
簡単に申し上げますと、2015年に政府が実現させたいのは
1.消費税の増税
2.納税者番号制度の導入
3.給付付き税額控除の導入
この1.2.3を三位一体で導入したいのです。
それによって社会保障の不足を税によって補うというのが趣旨なのですが
納税者番号制度について、十分に国民の理解を得ているでしょうか?
給付付き税額控除制度については、国民にはまったく説明すらない状況です。
すでに給付付き税額制度を導入しているアメリカでは、給付金受給のための
確定申告の30%が不正申告という状況です。
我が国においても、給付付き税額控除の制度設計については綿密な制度設計を
しなければ、今まで以上に不公平税制となることは明からです
我が国政府は、どこを目指しているんでしょうか???
この記事以外にも、下記URLのマイベストプロ神戸に私のコラムの
書込みをしていますのでご覧ください
http://mbp-kobe.com/kobe-souzoku/column/